田中角栄 BOOK RECOMMEND

さて、田中角栄について五回にわたって連載してきました。 読みづらいところがおおかったなーと反省してます。また、いつの日か再チャレンジしたいと思っているので、こんかいの経験はそのときに活かそうかと。 それでは、私見もまじえて総括しますかね。え…

連載 田中角栄 #05/05

角栄にとって気がかりなことがあった。田中派内の若手議員の不満である。 首相は、大平正芳、鈴木善幸、中曽根康弘とつづいていた。なぜ、田中派から候補をださないのか。 角栄は田中派から首相候補をだし、自らの求心力がおちるのをおそれていたのである。 …

連載 田中角栄 #04/05

1971年7月15日、ニクソン米大統領は中国を訪問する予定があることを発表した。 「金とドルの交換の一時停止」とならぶ「ニクソン・ショック」のひとつである。 首相となった角栄は日中国交正常化にむけて動きだす。 「周恩来、毛沢東といった中国の『…

連載 田中角栄 #03/05

1957年7月10日、角栄は郵政大臣として初入閣する。岸首相の最初の改造内閣のことであった。角栄、39歳である。 大臣としての仕事がはじまったとき、角栄が屋上にのぼると建設が途中でストップしいている東京タワーが目にとびこんできた。きけば建築…

連載 田中角栄 #02/05

角栄がひらいた事務所は飯田橋駅のちかくで、あるくとすぐに神楽坂の界隈にはいる。神楽坂は角栄のホームグラウンドとなる場所だ。 角栄はここで「料亭政治」を身につけていく。芸者衆、仲居、板場、玄関番のおじいさんにいたるまで心付けをわすれなかった。…

連載 田中角栄 #01/05

1918年5月4日、田中角栄は新潟県刈羽郡二田村坂田(現新潟県柏崎市西山町坂田)でうまれた。 父、角次は馬喰(ばくろう)をしていた。馬喰とは、馬や牛を商うもののことをいう。母、フメは働きもので、夜もあけないうちから田んぼで働いていた。 19…

連載 田中角栄 予告編

かつて田中角栄という政治家がいた。 最終学歴は小学校卒。総理大臣にまでのぼりつめた。 裸一貫からの叩きあげ。 作家・石原慎太郎が角栄をテーマにして『天才』という本をだした。けっこう売れているらしい。 この本がきっかけになったのかどうかわからな…